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ニュース&トピックス

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団地の公園をマップにまとめました

横浜市 左近山団地の住民主体活動のお手伝いから

左近山団地は、1968年〜1969年に当時の日本住宅公団(現UR都市機構)により供給された賃貸住宅(2132戸)と分譲住宅(約2700戸)です。左近山団地ができてから40年が経ち、他の団地と同様、高齢化と少子化が進み、かつて3つあった小学校が1つに統合されるなど地域が大きく変化しています。

プロジェクトを立ち上げ、活動をお手伝い

2014年〜2017年、左近山団地の入居促進や地域活動の活性化を目的に「くらしのワークショップ」を開催し、7つのグループと8つのプロジェクトを立ち上げ、継続した活動づくりのお手伝いをしました。弊社は「くらしのワークショップ」コンサルタントグループの一員としてかかわりました。

マップづくり&活用プロジェクト

弊社が担当したのは「まちのマップ活用プロジェクト」です。このマップの特徴は、公園の名前とそれぞれの公園の遊具や設備をまとめています。
左近山団地造成時につくられた小さな公園(プレイロット)の愛称とがすべて名前がなく、こどもたちがめいめいが愛称で呼んできていて、世代間で呼び方が変わっていたり、1つの公園に複数の名前があるものもあります。また、小学校の統廃合が進むことで、子どもたちの遊ぶ環境が広がり、大人が公園名を聞いてもわからないことがあり、公園名を共有することが大事ではないか。このことからマップづくりが始まりました。

かつての子どもが公園を再発見

公園を点検すると、公園ごとに工夫が凝らされており、当時の技術者の創意工夫が垣間見られたり、子どもが大きくなって訪れる機会のない地元の大人が懐かしがったりする場面もみられました。
マップを活用したクイズラリーでは、小さな子どもは公園の写真を見れば、すぐにどの公園か分かるけれど、大人はなかなか分からないといった場面もみられ、世代を超えたコミュニケーションツールとしての可能性も見えました。

ツールとしてまとめること

マッププロジェクトは現役サラリーマンが中心となっていて、なかなかマップづくりという作業までは時間を割くことができません。そこで弊社ではマップの原稿づくりもお手伝いしました。ベースとするマップの入手から複製申請、第三者でも情報がすぐにわかるようにマーク(ピクトグラム)をつくったり、版下作成まで細々したことですが、こうした形になることまでの作業を仕事として支え、活用や情報を広げていただく部分を地域の方に担っていただくことは「アリ!」と思います。できるまでの作業をボランティアでやるには、労力が大きく、片手間では完成までに疲労困憊してしまいます。
弊社はグラフィックデザイン専門ではありませんが、第三者的な視点からの編集方針づくりやかたちとしてまとめることでかかわることで、次の機動力にできればと考えています。

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ファシリテーターとして多くの「まちづくり」「ワークショプ」に参画するプロフェッショナル「C-ROW」

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